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“めがねのまちさばえ”に眼鏡モニュメント増殖中 市内周遊のきっかけにと眼鏡協会と鯖江市が設置
福井県は眼鏡枠の国内シェア95%を占める一大産地です。その中でも中心となる鯖江市内で、眼鏡型のモニュメントが続々と誕生しています。
栗原小百合記者:
「ありました!眼鏡型のカーブミラーが設置されています」
ひときわ目を引く眼鏡のカーブミラーに、キラリと輝く瞳にかけられた眼鏡の看板。最近、眼鏡をモチーフにしたモニュメントが、鯖江市内を中心に次々と誕生しています。数えてみると、その数10個!
市民からは「にぎやかですし、何となく明るくなる感じですね、まちが。鯖江の発展に貢献できるかもしれない」との声が聞かれ、好評なようです。
実はこのモニュメント、新幹線開業に合わせて福井を訪れた観光客に「めがねのまちさばえ」をPRしようと、県眼鏡協会と鯖江市が2023年度から行っている取り組みで、費用の補助を受けた眼鏡関連の会社が、それぞれ設置しました。
この取り組みの仕掛け人で、鯖江市にある眼鏡フレームメーカー・シャルマンの堀川馨会長(89)は「残念なことに、鯖江に来た人がどこに眼鏡の看板や会社があるのか分からない。“めがねのまちさばえ”は有名になったんだから、当事者の我々がもっと頑張ってPRしなくては。それがモニュメントの発想につながった」と話します。
眼鏡産地としての知名度向上だけでなく、鯖江は面白い町だから訪れてみたい、働いてみたいと思ってもらいたいという思いも込められています。
シャルマンの堀川馨会長は「オブジェで有名になり“こういうのがあるなら一回行ってみよう”という連想に結びつくようにし、鯖江がもっともっと発展していく要素を持っている」と話します。
県眼鏡協会では、この事業への参加企業30社を目指しています。そして、ただモニュメントを置くだけではなく鯖江市内を周遊するきっかけになればとしています。鯖江市は今後、このモニュメントをチェックポイントとして活用するなど、周遊してもらう仕組みづくりも検討しています。
眼鏡モニュメント増殖中の鯖江市。改めて「めがねのまちさばえ」を、市を挙げてアピールしていきます。
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