2024年2月 福井テレビ番組審議会|会社情報|福井テレビ

会社情報

2024年2月 福井テレビ番組審議会

<議題>
「福井テレビ news イット!開局55周年記念報道キャンペーン「75万人の未来」~人口減少時代の福井を考える~」
放送/令和6年1月26日(金)午後6時09分~7時00分

 

<審議概要>

・「人口減少について思うことは」というインタビューで、高齢者の方が非常に多く、世代間のいろんな発言もあっても良かった。
・開局55周年報道記念キャンペーンとして明るいものを期待したが、人口減少時代の福井を考えるという話題で、記念報道としてはどうなのか疑問を感じた。
・担当デスクは記者歴20年以上ということでベテラン度合いを全面的に紹介され半分良かった面もあったが、何度も何繰り返すしつこさには少し違和感が残った。
・人口減少問題と伝統行事をなんとかするというところが考察出来ていなくて、「75万人の未来」というタイトルの方向性と中身がうまく繋がらない感じがした。
・人口減少を示すグラフがかなり意図的感じられ、ずっと5年ごとのスパンになっているのが最後の方だけ15年、20年のスパンになっていて急激に下がっているように見えた。
・ベテラン記者という部分を強調していたが、逆に新しい発想の若い記者の目線というのも良いのではないか。
・連続ものの報道キャンペーンということでやっていくのであれば、コンセプトをもう少ししっかりした方が、よりグレードの高いキャンペーン番組になるのではないか。
・人口減を前提とした企画だけではなく、人口を増やす方法、交流人口を増やすような取り組み、事例を紹介したらどうか。
・1年通しての放送ということであれば、このコーナーの視聴を上げる、注目させるということで次回予告があると良い。
・人口減少時代を少しプラスのイメージのタイトル、若者を成長させる時代や福井の今、これからを生きようとしている若者たちに向けた発想もあったら良かった。
・55周年記念で人口減少という難しいテーマに正面から取り組んでいるのは評価でき、最後までやり切って欲しい。
・行事を何のために残すのか、この行事がないと人は繋がらないのだろうかという部分の取材を掘り下げて見せて欲しかった。
・問題提起や話題提供で済ませるのではなく、テーマごとになんらかの福井テレビのメッセージみたいなものがはめ込まれるような番組になっていくと良い。
・昭和の時代に形成されたような慣行がずっと続いているが、それで良いのかどうかというところが人口減少していく福井を考える際には報道の肝ではないか。
・日本の中では沖縄と東京が増えているように、人口がどんどん減っていくのが当たり前ではなく、もう少し大局的に立って絶対に出来ない目的ではなく、可能性のある数字だというふうに見ていくことも必要なのではないか。
・ゆっくり腰を落ち着けて見る時間帯ではないだろう時間帯にこの企画を持ってきた中で、視聴者のちゃんと意識に残る作りになっていた。
・話し方や表情にベテラン記者の力が発揮されており、上辺だけではなく皆で取り組んでいこうという気持ちを感じた。
・人口減少の中で1年間のロングランで伝統的な行事や産業、地域社会の実在と繋がり、継続する取り組みを取材して取りあげるというやり方は素晴らしい。
・協議会を作って伝統行事を復活させた過程で、地域や自治会の事情、人の問題とか物や資金をどうするかなど懸念される材料について、どういう解決策を練ってどういう話をしたのかということをもう少し深掘りして欲しかった。
・審議のテーマについて、過去のニュースを審議することは厳しいので、何回かの企画を通しての意見交換という形が良いのではないか。