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「いじめの認知件数」令和に入り最多の1750件 SNSによるトラブルが多発し前年より375件増加 【福井】
県教委や学校の代表者らが「いじめ問題」に対する情報共有を図る2024年度の「いじめ問題対策連絡協議会」が、19日に福井市で開かれました。いじめの報告件数は令和に入って最多となり、小・中・高ともにSNSによるトラブルが発生していることなどが報告されました。
県によりますと、2023年度の県内のいじめの認知件数は、令和に入り最多の1750件で前年よりも378件増加しました。
校種別で見ると、特別支援学校を含め小中高校全てで2022年度よりも認知件数が増えていて、内訳は小学校で1101件、中学校で495件、高校で140件、特別支援学校で14件でした。
主ないじめの内容は「冷やかしやからかい・悪口や脅し文句・嫌なことを言われる」が最も多く、「パソコンや携帯電話などで誹謗・中傷や嫌なことをされる」という
いわゆるSNS上でのいじめは、高校生で2番目に多い理由であることが分かりました。
教育現場やPTAからは、小学校や中学校でもSNSが絡むトラブルが発生していることや、SNSのグループトークで特定の相手を省いたり、注目されたくて過激な発言を
書き込んだりしたことがトラブルにつながったことなどが報告されました。
県では相談機関として▼福井県教育総合研究所・教育相談センター▼24時間電話相談などを設けています。
いじめ増加の要因としては▼積極的ないじめの認知▼コロナ禍で活動が制限され、人との適切なコミュニケーションの取り方が分からない児童や生徒がいること▼コロナ禍があけ、人との交流が増えた結果トラブルが増えたことなどが挙げられています。
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