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「望まない妊娠から犯行…身勝手で安易」自ら出産した乳児を山中に遺棄 40歳女に懲役1年6カ月を求刑 弁護側は“孤立”など理由に執行猶予求める【福井】

2024.10.10 18:45

乳児の遺体を坂井市内の山に埋めたとして、死体遺棄の罪に問われている40歳の女の裁判が10日、福井地裁で行われ、検察は女に懲役1年6カ月を求刑しました。
  
死体遺棄の罪に問われているのは坂井市丸岡町与河の無職・藤倉幸子被告(40)です。
  
起訴状によりますと、藤倉被告は2024年6月、妊娠約5カ月で自宅で出産し、7月1日前後に乳児の遺体を坂井市内の山に埋めて遺棄したとされています。
  
10日の裁判で検察は「犯行は命の尊厳や哀悼の意を欠く行為であり、自身が望まない妊娠であったことから犯行に及んだ動機は身勝手で安易」などとして懲役1年6カ月を求刑しました。
  
弁護側は、被告が犯行当時、経済的にも精神的にも孤立していたことや自首したことなどから、執行猶予付きの判決を求めました。
  
判決は11月7日に言い渡されます。

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