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お気に入り服をリメイク、壊れたおもちゃを“ドクター”が修理 物を大切にする心を育む「もったいないフェスタ」開催 【福井】
2024.11.04 18:35
穴があいたり破れたりして着れなくなったお気に入りの服や、動かなくなって遊べなくなったおもちゃなど、壊れた物を直して再び使えるようにする「もったいないフェスタ」というイベントが福井市内で開かれました。
このイベントは、壊れたおもちゃや傷んだ洋服を直して再び使うことで“物を大切にする心”を育んで欲しいと、県と環境ふくい推進協議会が開いています。
穴のあいたセーターや古いデザインの洋服のリメイクを学ぶコーナーでは、来場者たちがお気に入りだった傷んだ洋服を持ち込み、スタッフに教わりながら補修していました。「自分のお気に入りは長く着たい。これはバブルのときの服なので、20年くらい前。当時は高かったから捨てられなくて、眺めていては着れないと思って」と参加の理由を語りました。
また、多くの子どもたちが列を作っていたのは「おもちゃ病院」です。「おもちゃ病院」は、壊れたおもちゃを無料で修理するボランティアグループです。イベントでは9人のドクターが、子どもたちのお気に入りのおもちゃのどの部分が壊れているのか、その”症状”を確認しながら手作業で修理していました。
修理が終わったおもちゃを手にした子供からは「あ!鳴った!すごい!」と声が上がります。これに“ドクター”は「はんだが外れて断線していたんだよ」と“診断結果”を話していました。
来場者は、お気に入りのものを再び使えるようにすることで、物を大切にする心を育んでいました。
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