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お湯の殺菌用薬剤に水“混入”しガス発生か 13人体調不良、3人救急搬送の「しきぶ温泉湯楽里」 営業再開は未定【福井】
2024.11.05 18:45
4日、越前市の温泉施設「しきぶ温泉湯楽里」で浴室の倉庫にあった薬剤からガスが発生し、13人が体調不良を訴えました。施設は「お湯の殺菌に使う顆粒の薬剤に少量の水が混入し、ガスが発生した可能性がある」としています。
4日午後0時30分ごろ、越前市の温泉施設「しきぶ温泉湯楽里」の男湯の倉庫にあった薬剤からガスが発生して脱衣場に充満し、利用客13人が体調不良を訴えました。このうち3人が病院に搬送されましたが、全員軽症でした。
ガスが発生した原因について、湯楽里は「現時点ではお湯の殺菌に使う顆粒の薬剤に何らかの原因で少量の水が混入し、煙が発生した可能性がある」としています。
この顆粒の薬剤は通常、大量の水に溶かして使用しますが、逆に水分が微量だと湿気程度でもガスが発生することがあるということです。
湯楽里は「考えられるいくつかの原因に対処できるよう、薬剤の保管方法や取り扱いについてマニュアルを作成し、社員教育を徹底する」としています。
営業の再開時期については「現在も館内の一部に多少残っている臭いが消え、再発防止策の徹底が確認でき次第、市の担当課と協議して決める」ということです。
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