ニュース
県内のニュース
コメの高値は「妥当」JA福井県五連会長が消費者へ理解求める 原価高騰で農家の経営を懸念
コメ不足などにより新米の高値が指摘されている中、JA県五連の宮田幸一会長は25日の定例会見で、全国的にコメの品薄感は残っていて、年内は今の価格の水準で推移するとの見方を示しました。
JA県五連の定例会見には、宮田会長ら役員が出席しました。
この夏、全国的にコメの品薄感が問題になりましたが、新米が出荷されて以降の今後の見通しについて宮田幸一会長は「需要と供給のバランスでまだ品薄感が出ていて、今年いっぱいはこの価格で推移していくだろう」と話しました。
ただ、宮田会長は一方で「価格は妥当になった。もちろん原価も上がっているので、これで推移してもらわないと農家も経営できない」とコメの高値に消費者の理解を求めました。
また25日は、コメの品質検査の状況も発表されました。9月20日時点でコシヒカリの一等米比率は92.3パーセントと、猛暑の影響を大きく受けた2023年産の84.6パーセントから7.7ポイント上昇しました。
今年も猛暑でしたが、県内は適度な雨量が良い影響をもたらしたということです。
一緒に読まれている記事
-
永平寺町の児童が自分で育てたコシヒカリを観光客に販売 地元食材のPRについて学ぶ 上志比小学校【福井】
-
「コメの高温障害を防ぐために早植えを」福井市の農家・白井清志さんが富山県の農家に講演
-
【追跡取材】「令和のコメ騒動」は繰り返されるのか “高値”傾向は変わらず 飲食店は“早めに確保”の動きも <福井発>
-
アイドル宮腰友里亜さん 出身地・福井の“美味しいお米”を名古屋でアピール JA福井県キャンペーン
-
煮崩れせずスープになじみやすい「越のリゾット米」収穫 特産化に取り組む福井市円山地区で児童が稲刈りを体験
-
コシヒカリ新米を献血者に無料配布 「献血の輪を広げたい」福井精米が10年前から寄贈 福井県赤十字血液センター
-
「あきさかり」の稲刈り始まる 甘みがあってクセがない食味が人気 高温や台風に強く出来は上々【福井】
-
次は「コメ離れ」懸念 コシヒカリ発祥地・福井でも新米が店頭に 前年比1.6倍の価格高騰に客は困惑〈令和のコメ騒動〉
-
“コメ価格高騰”で消費者離れを懸念 県に「消費拡大」の支援を要請 JA福井県中央会など5団体
-
続く「コメ不足」解消へ コシヒカリの収穫始まる 台風の大きな被害なく収量は例年並み【福井市】
- 広告