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パリ五輪辞退の体操・宮田笙子選手が涙の復活 第二の故郷・福井を国スポ優勝に導く
2024.09.07 19:05
「国民スポーツ大会」の体操競技が佐賀県で行われています。7日は成年男女決勝が行われ、県代表の宮田笙子選手がパリオリンピック辞退後初の実戦に臨み、見事優勝で復活を果たしました。また、男子団体の金メダリスト・杉野正尭選手も貫録の演技で会場を沸かせました。
鯖江高校出身で県代表として出場した宮田笙子選手=順天堂大=。飲酒、喫煙問題でパリオリンピックを辞退後、約4カ月ぶりの実戦で、跳馬には涙をこらえて臨みました。宮田選手の活躍もあって女子団体の福井は見事優勝。宮田選手自身も復活を印象付けました。試合後のインタビューで宮田選手は「すごい笑顔で迎え入れてくれて最後には『お帰りなさい』と言ってくれたので、本当に感謝しきれない。今は本当にうれしい涙」と涙を流し、何度も言葉を詰まらせながら県代表のチームメートや競技団体の関係者に感謝を述べていました。
一方、パリオリンピック男子団体金メダリストで鯖江高校出身の杉野正尭選手=徳洲会=も県代表で出場。鉄棒で難易度の高い技を次々と決めると会場がどよめきました。貫録の演技を見せて福井の7位入賞に貢献しました。
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