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交通事故犠牲者の等身大パネルで“命の尊さ”を訴える 「命のメッセージ展」10月6日まで【福井・越前市】

2024.10.04 18:45

交通事故で亡くなった被害者の遺品や遺族のメッセージを通して、命の尊さを訴える展示会が、4日から越前市内で始まりました。
          
この展示会は、交通死亡事故防止を訴えることを目的に、自動車部品メーカーのアイシン福井と越前市が開いたもので、2024年で6回目の開催となります。
 
会場には、全国の交通事故で犠牲になった50人の等身大のパネルとともに、被害者の写真や実際に使っていた靴、遺族からのメッセージなどが添えられています。
 
7歳で亡くなった岩手県の大崎涼香ちゃんは、2人の兄らと共に集団登校をしていた時、飲酒運転の軽トラックが突っ込み犠牲となりました。
  
アイシン福井の立松敬朗社長は「当事者の気持ちになると涙が出てくる。車は凶器である。使い方を間違えると大変なことになると理解して、安全に運転してほしい」と話します。
 
また、4日は福井県警察学校の初任科の学生20人が展示会を訪れました。学生たちは、被害者1人1人のパネルを時間をかけて読み込み、残された家族の心情や被害者支援に対する理解を深めていました。
 
初任科学生の板倉摩奈さんは「交通事故で亡くなった方のメッセージを一つ一つ拝見して、交通事故を起こしてはいけない。予防しなければいけないと強く思った」と話していました。
 
越前市での展示は6日まで、11月8日からは若狭町でも開かれます。
           
<交通事故による死者>
福井県警によると、2019年から2023年までの過去5年間の統計で、交通死亡事故が最も多いのは10月。特に周囲の視界が悪くなる日の入り時刻の前後1時間(薄暮時)や夜間で歩行者の死亡事故が増加。

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