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住宅街騒然 “麻酔銃では対応困難”で駆除のクマは体長1メートル10センチ雌の成獣 通報から5時間
18日午前、福井市中心部の住宅街でクマが目撃され、その後、このクマが民家に居座りました。この家の住民は逃げて無事でした。警察や猟友会が出動し、クマは約5時間後に駆除されました。この間、住民は外出を控えるなど緊迫した状況が広がりました。
午前11時ごろ、警察官がクマが入った住宅周辺に到着し、パトカーから「警戒してください」と近隣住民への注意が呼びかけました。
クマが目撃されたのは福井駅から南に2キロほどの福井市花堂東1丁目の住宅街です。市によりますと、18日午前10時20分ごろ、住民から「道路をクマが横切るのを見た」との複数の目撃情報が市や警察に寄せられました。周辺の道路は通行止めとなり、住民には外出を控え建物の中に避難するよう呼び掛けられました。
その後、付近の住民から「住宅の中にクマが居座っている」との通報があり、一気に緊迫感が増しました。この家の住民は逃げ出して無事が確認されました。その後、駆けつけた警察官や猟友会メンバーとのにらみ合いが続きました。
一方、近くにある小学校では児童の安全確保のため急きょ、保護者に直接、引き渡す対応が取られました。
そして事態が動き出したのは午後3時を回ってからでした。住宅街で、銃声が2回響き渡りました。市によりますと、クマは体長1メートル10センチの雌の成獣で、おりでの捕獲や麻酔銃での対応が困難と判断され、銃を使って駆除されました。
現場周辺では、危険性がなくなったとして「外出などが可能」とアナウンスされました。
5時間以上にわたり住宅街を騒然とさせたクマの出没。けが人がいなかったのが不幸中の幸いでした。
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