ニュース
県内のニュース
作曲家・大中恩さんの作品を未来へ 福井の自然が題材の合唱曲「北廻船」などを400人が歌う ハーモニーホールふくいで1月19日公演
2025.01.14 11:55
福井の自然を歌い上げた合唱曲「北廻船」を歌い継ごうと、1月19日の演奏会を前に特別合唱団の練習が12日行われました。
「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」「おなかのへるうた」などの童謡をはじめ、多くの声楽曲を手掛けた作曲家・大中恩さん。約3000曲とも言われる作品の中には、福井の自然を題材にした大曲があります。
混声合唱組曲「北廻船」は、1981年に福井大学グリーンエコー合唱団が大中さんに委嘱し初演しました。
2024年に生誕100年を迎えた大中さんのメモリアルイヤーに合わせ、この大曲を歌い継ごうとOB会を中心とする委員会が演奏会を企画しました。
混声合唱組曲「北廻船」より「橋守」:
♪「(谷間の橋まで来ると)コバルトブルーの蝶が待っていた…」
指揮を担当するのは、現代日本の合唱界を牽引する相澤直人さんです。相澤さんは「自分の出しやすい音域でフォルテで歌っていると、人間のエゴが勝ってしまう。音楽が常にお客さんにどう届いているかを考えて歌いましょう」と団員に語りかけていました。
演奏会では、混声合唱組曲「北廻船」をはじめ、演奏曲の全てが大中恩さんの作品で、幼児から80代のシニアまで総勢約400人がステージに上がり、大中作品を未来につなげます。
演奏会は、19日(日)の午後1時半からハーモニーホールふくい大ホールで開かれます。
- 広告