ニュース
県内のニュース
“異物混入”ニンジン 北海道富良野産の自主回収品はスーパーで販売され家庭に行きわたっている可能性 福井市保健所は産地に再調査を依頼【福井】
学校給食でニンジンに異物の混入が相次いだ問題について、北海道富良野市から福井市に供給されたニンジンは、食品衛生法違反のおそれがあるとして自主回収が進んでいます。学校給食センターにニンジンを納品した福井市の卸売業者は、「納品したニンジンが自主回収の対象に含まれる」としたうえで、「問題となっている富良野産のニンジンが県内のスーパーにも流通していると考えている」とし、学校給食以外にも消費者に行きわたっている可能性があることを示しました。
11月29日、厚生労働省は、北海道・富良野地方卸売市場から福井青果に出荷されたニンジン10キロ入り2902箱が食品衛生法違反のおそれがあるとして、自主回収の対象になっていることを公開しました。このニンジンに、畑の土壌に含まれていた硬い鉱物「石英」が混入した可能性が高いことが回収の理由です。
福井市学校給食センターにニンジンを供給している福井市の卸売業・福井青果は福井テレビの取材に対し、給食センタ―に納品していたニンジンが自主回収の対象に含まれていることを明らかにしました。
石英が混入したニンジンは、卸売業者の福井青果から仲卸業者を経て学校給食センターへ供給されています。また、回収対象のニンジンは「食品スーパーなど学校給食以外にも流通していることが十分考えられる」として、回収対象のニンジンが県内のスーパーなどの店舗で既に販売されていて、一般消費者の手にもわたっている可能性が高いとしました。発見した場合は福井市保健所に連絡をして欲しいとしています。
福井市保健所は、問題となったニンジンの産地の自治体に調査を依頼していますが、3日、その自治体から調査結果の回答があり、その内容の一部に確認してほしいことがあり、再調査を依頼したということです。近日中に、これまでの調査結果と現状を報告するとしています。
一緒に読まれている記事
-
ニンジンにガラスのような異物 新たに坂井市の小学校1校でも確認 検品時に調理師が発見し使用を中止【福井】
-
ニンジンに“ガラス片”永平寺町でも 学校給食への「異物混入問題」で県が市町に対策徹底を通知【福井】
-
なぜ?どこで?給食への異物混入 原因究明は長期化か 調査は原因とされるニンジンの産地に移行【福井】
-
ガラス混入のニンジンは“県外産地”からの供給 対象産地の保健所に福井市が調査を依頼
-
相次ぐ異物混入…保育園でも 森田浜保育園、棗こども園、みやまこども園でニンジンに「ガラス片」らしきもの見つかる 福井市が調査
-
当面は“ニンジン不使用”の献立に 「給食への異物混入」で福井市が食材の納入業者に調査を指示
-
「食材のニンジンにガラス状のものが混入」と福井市が原因を断定 給食への異物混入問題 原因調査と納入時のチェック徹底へ
-
「異物混入」問題 “原因不明”のまま25日から福井市給食センターが提供再開 「調理過程での異物混入ではない」との判断で決定
-
外部からの混入か?給食への異物混入の経路は不明なまま 再開できるかどうか22日に方針決定【福井市】
-
またしても…福井市の学校給食に異物混入 みそ汁に約1.5ミリのガラスのような物を検食の教員が発見 けが人はなし 13日にも別の2校で発生
- 広告