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同僚が“パワハラ現場”を目撃も声上がらず 被害者家族の相談で発覚 あわら市長が謝罪 相談体制の強化へ【福井】

2024.09.24 18:45

あわら市の森之嗣市長は24日の定例会見で、40代の課長補佐級の職員が部下にパワーハラスメントを行っていたことについて謝罪しました。
         
森之嗣市長は会見で「市職員による部下へのパワーハラスメント事案が発生し、市政運営に対する信頼を損ねたことに対し、市民の皆様に深くお詫び申し上げる」と謝罪しました。
 
市によりますと課長補佐級の40代の職員は、2024年2月から5月上旬にかけて、同じ部署の部下に対し、能力や人格を否定するような不適切で威圧的な言動をとったり、執拗に文章の訂正や修正箇所を指摘したりするなどの行為を日常的に繰り返していたということです。
  
その後、被害にあった職員は5月から病気療養のため休職し、家族から市への相談で事案が発覚しました。市はパワハラと認定し、40代の課長補佐級の職員を減給10分の1、3カ月の懲戒処分としました。また、その職員の所属部長と課長を文書訓告としました。
 
あわら市の江守耕一総務部長は「調査が進むまでパワハラは発覚しなかった。相談体制の強化にも取り組んでいきたい」と話しました。
  
課長補佐級の職員は、市の聞き取りに対し謝罪の言葉を述べていますが、被害にあった職員は現在も休職しているということです。
          
今回、懲戒処分とされた課長補佐級の職員の部下に対する威圧的な言動や、文章修正の指摘を繰り返す様子は、同僚も目撃していました。しかし声は上がらず、市はパワハラの認識には至っていませんでした。あわら市は、相談体制を充実させるなど再発防止に努めるとしています。

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