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坂井市が消防・警察と“災害時の被害情報”をリアルタイムで共有へ 県内初の「システム連携」で対応を効率化しスピードアップ【福井】
2025.01.14 18:45
全国的に災害が頻発する中、坂井市は以前から導入していた、災害時に被害状況などを共有するシステムを、消防や警察も使用できる協定を結びました。災害時の情報共有のスピードアップや効率化が期待されます。
14日行われた「坂井市総合防災情報システム」の連携協定式には、坂井市の池田市長をはじめ消防や警察のトップが出席しました。
このシステムは、市が警戒体制をとった地震や大雨などの災害時に、各地の被害状況を撮影した写真などをインターネット上のサイトにアップすることで、リアルタイムで情報共有ができるもので、坂井市では2021年度から導入しています。
これまでは市の職員のみの運用で、消防や警察との共有は電話やFAXなどで行ってきましたが、今回の協定締結により、消防や警察もこのシステムにアクセスすることが
可能になり、災害時の情報共有のスピードアップや効率化が期待されます。
坂井市によりますと、自治体、消防、警察の三者間での防災システムの共有は県内では初めてで、全国的にも珍しいということです。
市では今後、防災訓練でもこのシステムを使い、災害時の連携強化を図りたいとしています。
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