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授業料免除・家賃補助等の支援で「保育士」目指す学生確保へ 仁愛大と仁愛女子短期大が2025年度から5年間実施【福井】

2024.10.16 18:45

保育士不足が深刻化する中、仁愛大学と仁愛女子短期大学は保育士を目指す学生を確保しようと、2025年度から授業料免除などの支援策を導入すると発表しました。
        
会見には、仁愛大学の田代俊孝学長らと支援策に補助金を出す県の担当課長らが出席しました。
  
県内では、仁愛大の「子ども教育学科」と仁愛女子短大の「幼児教育学科」の2つの学科だけが保育士などの人材を養成しています。
 
ただ近年は大学、短大ともに入学者の減少が続いていて、2024年度は定員に対して約6割から7割の入学者にとどまっています。
  
発表された学生の確保に向けた支援策は▼成績上位者の「特別奨学生」に対して卒業までの授業料の全額または半額を免除▼自宅以外からの通学生には家賃を補助▼保育士・小学校教諭など3つの資格を取得した人に報奨金10万円を支給、となっています。
  
仁愛大と仁愛女子短大の卒業生のほとんどが県内の保育施設などに就職しますが、学科の定員割れが続き、寄せられる求人に応えられないのが現状だといいます。
 
保育士不足の背景には、小さな子供を預かる責任の重さに対して、給料が見合っていないといった待遇面の問題が指摘されています。
  
仁愛大学では「全体としてやはり保育士が不足しているし、もう少し人がいればもっと良い保育、もっと目の行き届く保育ができる」と話しています。
 
保育士などを目指す学生への支援制度は、2025年度から5年間、入学生に適用されます。

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