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日本人は「猫背」になりやすい!? 頭痛・腰痛などの原因に チェックや矯正方法を専門家に聞く【福井】
多くの人が抱える悩みのひとつ「猫背」。猫背になることで、体の他の場所にも影響が出てくるようです。自分が猫背かどうかをチェックする方法や、猫背対策のストレッチ法を整体師に聞きました。
パソコンで作業をしている時、「猫背になってますよ!」と声をかけられ、はっ!とした経験ありませんか?
この猫背について、福井市開発にある「きぼう整体室」の斉藤博之整体師に聞くと、「そもそも猫背とは背中が丸くなり、顔が前に出る。それによって、胸郭(きょうかく)が下がってしまうことをいう」と説明してくれました。
座った猫のように背中が丸くなることから呼ばれる「猫背」。人の背骨はもともと自然なS字カーブを描いていますが、猫背の人は、胸椎が極端に湾曲している状態になります。
日本人は、頭を支えるための体の厚みや筋肉量が少なく、猫背になりやすいといわれています。
きぼう整体室・斉藤博之整体師:
「姿勢が悪くなることにより体の重心が変わってしまうことで、首が凝ったり、頭痛になったり、骨盤の後傾で腰痛、膝関節など他のところにも負担がかかってくる」
また、斉藤整体師は「顔が前に出ることで顔の筋肉が垂れたり背骨が丸くなり、お腹も出やすくなる」と見た目への影響も指摘します。
そこで、猫背のチェック方法を教えてもらいました。壁に背中をつけて立ったときに、後頭部、肩、お尻、かかとが壁についているのが正しい姿勢です。一方で、肩やかかとが壁から離れてしまう場合は、猫背の可能性が高いとのこと。
家でもできる対策のポイントは「肩甲骨の周りを緩めたり、広げたりすること」。斉藤整体師に、猫背対策のストレッチを教わりました。ポイントは、肩回りの筋肉に柔軟性を持たせることです。
四つん這いになり、息を吸いながら体を丸め、戻す動作を繰り返します。続いて、
両手を伸ばし切った状態で息を吐きながら肩を伸ばします。最後は、仰向けの状態で90度に肘を曲げた状態から、頭の上で手を合わせる動きを繰り返します。
無理せず一日一回でも行えば、猫背予防に役立つということです。最後に、猫背予防のアドバイスを頂きました。
きぼう整体室・斉藤博之整体師
「普段の姿勢として、イスに座ったときに足を組んだり、横座りをしたり、肘をついたり、もたれかかるのは、体の歪みにつながる。日ごろから注意してもらうだけで違うと思う」
また、パソコンやスマホの使用時間の増加も姿勢悪化の要因の一つなので、休憩を取って10秒でもストレッチをすることが骨格のゆがみ予防になります。猫背から始まる体の歪み、注意が必要です。
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