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鉄道を支える「線路保守の担い手」確保へ JR小浜線の工事見学会に高校生ら参加 JR西日本金沢支社【福井】
2024.09.24 18:45
JR小浜線で24日、線路などの保守工事の見学会が行われました。目的は地域の鉄道を守るための人材確保です。
線路の保守工事は基本的に深夜に行われていますが、JR西日本金沢支社は、このところの人手不足で、作業の一部は昼間の時間帯に一部の列車を運休して行っています。
見学会は、この機会に保守工事の現場を見てもらい関心をもってもらおうと今回、JR西日本金沢支社が初めて開きました。
参加した小浜線沿線の高校生や自治体の職員らは、参加者は線路の歪みを修正したり、古くなった枕木を交換したりする最新鋭の大型機器による作業を見学しました。
また、2024年7月に導入された人が操作して高所での作業を行う「人型ロボット」は最大40キロを持ち上げ、高さ12メートルでの作業を可能とし、線路脇から伸びた木の枝を伐採するなど幅広い作業に対応できるということです。
見学会に参加した生徒たちは「いつも使っている小浜線でこんな仕事をしている人がいると分かって良かった」「今は機械でやってるが、昔は人がやっていたと知り大変だと思った」などと話していました。
JR西日本金沢支社は、こうした取り組み行うことで地域の足を守る担い手の確保につながればと話しています。
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