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1ページ1円の“読書募金”で能登半島地震の被災地を応援 池田中学校の生徒や教員が企画 PTA会計から寄付金に【福井】

2024.09.20 18:45

元日に発生した能登半島地震の被災地を応援しようと、池田中学校の生徒たちがユニークな方法で募金に取り組みました。生徒たちが夏休みに一生懸命励んだ成果が反映される、ユニークな募金方法を取材しました。
  
能登半島地震の発生から8カ月以上が経過しました。大規模な火災が起きた石川県輪島市の「朝市通り」周辺では、壊れた建物の解体や撤去が進む一方、一部の建物は当時のまま残されています。
 
損壊した住宅に代わり賃貸住宅や公営住宅で暮らす人も多く、引き続き支援が求められています。
 
こうした中、池田中学校では少しでも被災地の助けになればと募金を行うことを決めました。その方法は「読書」を活用した「読書募金」です。
 
図書委員の生徒や教員が企画した、夏休み期間中に読んだ本1ページにつき1円ずつ寄付するという取り組みです。全校生徒40人とその保護者、教員が参加しました。

通り組んだ生徒たちは「1000ページくらい読んだ。自分でも困っている人たちを助けることができると思った」「僕たちや先生や保護者が読んだ1ページが1円となって生活の支えになるのなら嬉しい」と話します。

また教員は「以前と比べて読む冊数が増えているので、意識して本を読む子がいたのではないかい。社会に役立つという感覚を読書募金を通して感じてほしい」と取り組みの効果を話しました。
 
夏休み期間中に生徒たちが読んだページ数の合計は1万7256ページ。また、保護者と教員を含めた全体では3万2062 ページで、1ページ当たり1円の寄付金は、池田中学校のPTAの会計から支払われ、日本赤十字社を通じて能登半島地震の被災者の生活支援に使われます。
  
池田中学校では、今後も社会貢献の視点をもって、新たな取り組みを考えていきたいとしています。  

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