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18歳と19歳の「投票率」が増加傾向 若者の政治参加を促す選挙、政策は? 【福井】

2024.10.16 18:45

12日間の短期決戦に入った衆議院選挙。小選挙区が現在の区割りになってから、福井県内では過去最多の10人が立候補しています。
 
投票率の低迷が叫ばれていますが、県内では18歳、19歳の国政選挙の投票率が増加傾向にあります。一体なぜなのか取材しました。
 
安倍、菅、岸田内閣、4年間の政権運営の是非が問われた3年前の衆議院議員選挙では、県内の投票率は57.77%でした。2003年、2009年と比べるとその差は歴然ですが、過去最低の49.99%を記録した2014年からは数字を持ち直しています。
 
前々回と前回の衆議院選挙での県内の18歳、19歳の投票率は6ポイント近く上昇し、参議院選挙も大きく数字を伸ばしています。
 
県選挙管理員会は「県内の高校、小学校、中学校に政治や選挙に関する出前授業を続けてきたことが一因」と若い世代への政治教育の効果が見られると分析しています。
 
県内の大学生に、今回の衆院選への関心について聞きました。

「期日前投票に行くかも。ちょっと難しいからやめとこうかなと思うこともあるが、これから私たちが主役になる時代になっていくから、知っておかないと、自分が思い描いている社会にできないのかなと思う」
 
「選挙は毎回行く。投票に行った後に旅行に行こうと(友達と)話していて、行動のきっかけにしている。たかが一票だが、その一票が重なってみんなの票になる」
 
「自分の一票で何か変わるのかなと思いつつも、やっぱり大事かなと。自分たちのことだし。具体的な考えはないが、とにかく自分たちの暮らしが良くなればいいなという感覚」

一方でこんな意見も聞かれました。

「選挙に行くが、よく分からないで投票している。候補者の名前を見たときに知っている名前があったら、その人の名前を必ず書く。内容を見て投票しているわけではない」
 
「若者にメリットがないと政治家の話は聞かないし投票もしない。若者が使うSNSを活用したらいいのでは」
 
高まりつつある18歳、19歳の投票意識。立候補者には若い世代にも寄り添う選挙、    政策が求められます。
 
県内2つの選挙区には、過去最多の10人が立候補を届け出ています。
 
福井1区は届け出順に、無所属・新人の西山理恵候補(48)、共産党・新人の金元幸枝候補(66)、立憲民主党・新人の波多野翼候補(39)、自民党・前職の稲田朋美候補(65)、参政党・新人の田中こはる候補(38)です。
 
続いて福井2区は届け出順に、共産党・新人の小柳茂臣候補(70)、無所属・元職の山本拓候補(72)、日本維新の会・元職の斉木武志候補(50)、立憲民主党・新人の辻英之候補(54)、無所属・前職の高木毅候補(68)です。
 
期日前投票は26日まで県内56カ所で行われ、受付時間は一部を除いて午前8時半から午後8時までです。投開票は27日です。

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