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2カ月早く落葉!ドングリは成熟前に実が落下! 連日の猛暑で植物に“異変” 温室管理にもスタッフ大わらわ 福井県総合グリーンセンター

2024.09.11 18:45

坂井市丸岡町にある県総合グリーンセンターの花の展示温室、通称タマネギハウスは
11日から「ハロウィーンガーデン」に様変わりし、120種5300本の色とりどりの花や樹木が植えられています。
  
グリーンセンターのスタッフは「ハロウィンカラーである紫や黄色オレンジなどの秋の植物を楽しんでいただけたら」と話します。
 
室内には、カボチャやお化け、少しゾクッとする小物も飾られ、すっかり季節は秋…かと思いきや、午前10時の時点で室内の温度は35.9度にもなっています。
  
温度を管理するための施設ですが、猛暑の影響で日中のハウスは40度を超えるといいます。グリーンセンターでは、9月の暑さを見越して暑さに強い品種をハロウィーン用に植えているといいますが、植物の管理には気が抜けません。
 
スタッフは「基本的には25度くらいで管理したいが温度が上がってしまうので、通常は朝1回の水やりのところを、朝晩2回、植物がぐったりしないように管理している」と猛暑ならではの苦労を話します。
  
一方、屋外に植えられている樹木には異変が。サクラのソメイヨシノは例年では青々とした葉っぱを付けていて、10月下旬から11月上旬にかけて紅葉して葉が落ちるそうですが、猛暑の影響で雨が少なく、例年より2カ月ぐらい早く落葉が始まっています。暑さや水分不足の影響で、木自体が枯れないように自己防衛反応で自ら葉を落としてしまうそうです。「来年、サクラの花が見れないということではないが、今年の紅葉は見れないかな」とスタッフは話します。
 
さらに、ドングリの実をつけるシラカシは例年10月中旬から下旬にかけて実が落ちますが、今シーズンはソメイヨシノと同じく、自己防衛反応で実が成熟する前に落ち始めてしまっています。スタッフは「これがもし山の中だと、クマや小動物のえさなくなり、里山に下りて来ることがあるかもしれない」と話します。
 
植物にも及ぶ猛暑の影響、季節のうつろいを感じさせる風物詩が変わりつつあるのかもしれません。      

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