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“99歳で始めた”ピアノ演奏に福井市長もびっくり! 「敬老の日」で山川伸子さん宅を訪問 100歳祝う
敬老の日に合わせて、福井市では西行市長が100歳のお年寄り宅を訪問し長寿を祝いました。
福井市の西行茂市長が訪れたお宅で、市長の視線の先にはピアノの演奏をする山川伸子さんの姿が。2024年7月に100歳を迎えた山川さんのピアノ演奏に、西行市長は思わず「すごい!」と感嘆の声を上げました。
山川さんは1924年(大正13年)7月18日生まれで、敬老の日にちなんで西行市長から
記念品やお祝い金が贈られました。
<市長と山川さんのやりとり>
西行市長:「健康の秘訣は?」
山川さん:「動くこと」
西行市長:「ピアノは昔から弾いている?」
山川さん:「そうでなくて今年の3月から弾き始めた」
なんと、山川さんはピアノ歴がまだ半年だったのです。
山川さんは、53年前に夫・深さんが他界した後は、実家の呉服店を手伝いながら一人で娘を育ててきました。
山川さんはピアノ以外にも続けていることがあります。それは65歳から始めた千羽鶴作りです。その数は3万羽を超え、今も折り続けています。自分が元気になることと、病気などで苦しむ人を元気づけたいと折り始めたそうです。
娘の西村さんは「自分の家族が100歳になるのはありがたい。奇跡だと思う」と話していました。
ちなみに、山川さんの生まれた1924年には、パリオリンピックが開かれました。2024年の夏、県勢も活躍したオリンピック、100年前にもパリで開催されました。また、兵庫県の阪神甲子園球場が竣工、甲子園の歴史はここから始まりました。
そんな1924年から100年、国内では高齢化が進んでいます。
国の統計によりますと、65歳以上の人口は3625万人と過去最多を記録しました。総人口が減少する中で、前年に比べて2万人増加しています。また、総人口に占める割合は29.3%で、3人に1人が高齢者ということになります。
さらに、65歳以上の就業者数は20年連続で増加し914万人と過去最多で、その割合は13.5%となっていて、労働人口の7人に1人が65歳以上です。
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