解体新書＆杉田玄白なんだー？なんだー？ワンダー！福井テレビ

「解体新書」の著者と言えば、小浜藩の杉田玄白を思い浮かべる方が多いだろう。
実は、玄白の他にも3人の著者がおり、その中の一人は玄白と同じ小浜藩医の中川淳庵。
淳庵が玄白にオランダ語訳の西洋の人体解剖書「ターヘル・アナトミア」という本を見せたことがきっかけで、その日本語訳として「解体新書」が生まれた。「ターヘル・アナトミア」を手に入れた1771年当時は鎖国政策の真っただ中で、非常に高価で貴重な本だった。
そんな中、9代目小浜藩主の酒井忠貫が玄白と淳庵のために「ターヘル・アナトミア」を買い与えたことが「解体新書」製作の始まりだったともいえる。「解体新書」は小浜に非常にゆかりのある本だったのだ。