番組情報
2020年02月14日(金)放送
福井の冬のお餅シリーズ(1)福井市・池田町編
何やら鯖江市内の神社に連れてこられた桑原隊長。周りには、ヘルメットやビニール袋を持参している町の人々。一体何が行われるのか…?拍子木の合図とともに投げられたのは餅!鯖江市東部では「おこない」という神事で厄年の人が餅をまくという風習があるのです。
必死に餅を拾う隊長ですが、ここで今回のテーマを告げられます。
そう、テーマは「福井の冬のお餅」。実は、福井は全国餅消費額ランキング(注1)で全国2位というデータが!…ということで福井の餅事情を調査することに。
まず向かったのは福井市の足羽山界隈(かいわい)にある餅専門店。
この時期のお餅と言えば…寒の水を使って作る寒餅!福井では半円の形をした寒餅を「とぼ餅」とも言うのですが、「とぼ」はある道具の名前が由来しています。そこで、隊長がこの道具の名前を当てられたらお餅をゲットできることに!
答えは…「斗棒(とぼ)」。
「斗棒」とは昔、米などの穀物の計量に使われた道具の1つで、枡をなぞって中の穀物を平らにする棒のこと。 その「斗棒」に形が似ていることからそう呼ばれるようになったそうです。
隊長は正解したのかしないのか分からないまま、店主さんのご厚意でとぼ餅を頂き、福井の寒の餅に舌鼓。
県内には、他にも寒餅がいろいろあるという新情報を聞き、池田町へ!
それは、この時期にしか作らない「ばんこ餅」。町の人に聞いてみると「“緑”で“丸い形”で“ぶら下げる”」との情報をゲット。そこで、ばんこ餅を作っているという「池田屋」へ向かうと、そこには、ずらりと並んだ緑色で円盤型のお餅!この緑色は池田で採れるオオヨモギをふんだんに使っているからなのだそうです。
保存食として作られていたばんこ餅ですが、時代の流れで一度は消えかけていました。ここ池田屋では、まかないとして残っていて、今はこの伝統の食を残そうと守り続けています。
早速、隊長も餅つきをお手伝い!ヨモギがふんだんに入っているため重みが増して餅をつくのも大変!アドバイスを頂きながらようやく1臼をつきあげました。
ご褒美としてばんこ餅を焼いて頂くことに。
ヨモギの風味がしっかり感じられるよう、きな粉をまぶしていただくのがおすすめです。
次回もまだまだ福井の冬のお餅を調査しますよ~!
(注1)統計局ホームページ/家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2016年(平成28年)~2018年(平成30年)平均)
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