福むすびツアー~越前海岸編(1)~|福井テレビ

番組情報

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福むすびツアー~越前海岸編(1)~

2020年08月22日(土)放送

福むすびツアー~越前海岸編(1)~

県外になかなか旅行に行けない今、改めて福井を旅してみては?新シリーズ「福むすびツアー~越前海岸編~」がスタート!

越前海岸といえば海の幸!ということで、まずやってきたのは「魚屋の喰い処 まつ田」。ご主人・枩田卓也さんが出迎えてくれました。とても体格がいい枩田さんは、高校、大学と野球に打ち込み、越前海岸を離れていましたが、大学卒業と共に帰郷。現在は、地元定置網でとれる鮮魚を取り扱う枩田商店の3代目です。実は他にも越前海岸の重要な役割を担っているそうなんですが…

 

その前に旬の海の幸を頂くことに!今回は越前海岸産のマグロに黒アワビ。梅雨の時期になると越前海岸でもマグロがとれるそうなんです。赤身が美味しく濃厚な味わいのマグロに隊長も声が出ませんでした。

 

続いてはアワビ!と思ったら、枩田さんからストップ。クイズに答えられたらアワビを食べられるというのです。そのクイズとは、枩田さんが副隊長を務める「越前海岸を活性化させるための隊の名前は何?」というもの。枩田さんからヒントをもらいながら隊長が出した答えは「越前海岸盛り上げ隊」。これがなんと大正解!枩田さんのジェスチャーがいいヒントになったようです。

 

 

「越前海岸盛り上げ隊」は、越前海岸の海・山・里地の魅力を発信しているグループ。越前海岸の福井市エリア、越廼・殿下・国見・鷹巣・棗の5つの地区の事業者が集まっています。枩田さんの弟、優介さんも盛り上げ隊の一員。身長が200cmもあるという優介さんはイカ釣りの遊漁船業を営んでいるそうです。ここで、枩田さんからある提案が…「今はイカが美味しい時期、越前海岸を巡ってイカ丼を作りましょう!」器、お米、卵、醤油、イカ…材料全てが越前海岸エリアで揃うということで、ALL越前海岸の究極のイカ丼を作ることに!

 

 

まずは枩田さんと一緒に越前海岸盛り上げ隊の隊長の元へ向かうことに。盛り上げ隊の隊長は一体どんな方なんでしょうか?

と、ここで枩田さんのおススメスポットに寄り道。日本海の荒波に侵食されてできた奇岩が並ぶ「弁慶の洗濯岩」といわれる場所。その昔、武蔵坊弁慶が源義経と共にこの地を通った時、ここで旅衣を洗い、旅の疲れを癒したと伝えられています。

 

 

旅行気分で越前海岸の魅力を味わいながらやってきたのは国見地区の鮎川町。出迎えてくれたのは盛り上げ隊隊長・長谷川渡さんとその奥さん・陽子さん。ワタリガラススタジオのガラス職人なんです。

 

長谷川渡さんはここで生まれ育った後、福島や静岡、台湾などでガラス職人としての腕を磨き、10年前にこの越前海岸に帰ってきました。人が来る越前海岸作りを目指す長谷川さんと一緒にイカ丼の器作りスタート! 高温に溶けたガラスを「吹き竿」と呼ばれる金属管の端に巻き取って、竿の反対側から息を吹き込んで成形する「吹きガラス」で器を作ります。

(※2020年8月現在吹きガラス体験は休止中です。)

 

熱して形を整えて…を繰り返す作業。1000℃を超える熱との戦いが約30分。とってもすてきな器が完成!このまま一晩かけてゆっくり冷まします。後日、完成した器を取りに行くと、長谷川夫妻も絶賛の器に仕上がっていました!更に、器越しに海を見るのがオススメと言われ、隊長が見てみると…。器に越前海岸の海が入ったような錯覚を覚える美しさ!究極のイカ丼に向けて良い一歩が踏み出せました。

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