水ようかんで福むすび

番組情報

水ようかんで福むすび

2023年03月11日（土）放送

水ようかんで福むすび

福井の冬の風物詩、水ようかんの魅力を探る1時間スペシャル！今回は福むすびオリジナル水ようかん作りにチャレンジ！

最初に訪ねたのは、福井の冬を体感するイベント「ふくい冬まつり」の会場。そこで待っていたのは、自称、水ようかん文化愛好家のマイク・ヨコハマさん。水ようかんの魅力について教えてもらいました。イベント会場では伝統工芸アイドル「さくらいと」のライブがスタート！なんと水ようかんがテーマの歌があるんです。ライブ後、「さくらいとコラボ水ようかん」があると知り、負けていられないと、素敵なオリジナル水ようかんの完成を誓う隊長なのでした。

続いては、マイク・ヨコハマさんと再び合流。マイクさんチョイスの水ようかんの食べ比べします！違いがわかりやすい５種類を準備してくれました。まずは、大野市の「松田陽明堂」と小浜市の「志保重」のでっちようかん！味が全然違うことに驚く隊長。続いては福井市の「たつの」と「松岡軒」の食べ比べ！硬さが違い、食感が違います。そして最後に越前市の「柿谷商店」の小豆入りを食べてみます。こしあんの水ようかんとは全く違う別物といった感じ。いろいろな味や食感の違いを知り、水ようかんの楽しみ方を知った隊長なのでした。

次に向かったのは越前市。昔は家庭で作られていたという水ようかん。今でも手作りをしている人がいると聞いてやってきました。昔、水ようかん作りを習ってからずっと手作りしている関さん。習ったのは白砂糖だけで作る水ようかんでしたが、甘さが自分の好みではなかったそう。そこで、黒砂糖やザラメ、赤砂糖など、加える砂糖の種類や分量を変えて試したんですって。今では、その日の気分で配分を変え、味を変えて楽しんでいるそう。その関さんの手作り水ようかんをいただく隊長。控えめな甘さで、箸が止まらない隊長なのでした。

続いて向かったのは、老舗菓子店の「えがわ」。製造工程を見せていただけることに…。材料や作り方は、一般的な作り方と変わらないことに驚く隊長。「えがわ」のこだわりは、型に入れる直前、煮込んだ材料を冷ます工程とのこと。この作業がつるんとしたのど越しの良い水ようかんにするんですって。出来上がったばかりの水ようかんをいただく隊長。改めて美味しいと感じるのでした。

「えがわ」の協力でオリジナル水ようかんを作ることになり、さっそく「えがわ」の皆さんと作戦会議！福むすびらしく、水ようかんに福井のいいものを合わせて新しい水ようかんを作る方向で決定！加える素材のアイデアをみんなで出し合います。完成予想を立てていくのですが、水ようかんに混ぜ込むのはちょっと難しそう。ということで、水ようかんの上にのせる、トッピング形式を採用することになりました。

そして、水ようかんにトッピングする、福井のいいものを探す桑原隊長。まず向かったのは、越前町織田地区のウスヤ食品。隊長のお目当ては作戦会議でも案がでていた「厚揚げ」。事情を説明し相談すると、加工しやすいという理由から「うす揚げ」を素材として使ってみることになりました。

続いて訪ねたのは、南越前町今庄地区の高野由平商店。梅一筋の老舗がつくる「紅梅液」は、梅肉熟成させる際にできるもので、3倍に薄めると美味しい梅ジュースになるんです。改めて味見をさせてもらい、絶対水ようかんに合うと確信する隊長なのでした。次に訪ねたのは、大野市の結楽座。ここでのお目当てはサトイモ。しかし時期的にサトイモはもうないということで、がっかりする隊長。しかし、さといものお菓子が水ようかんに合うのでは？と、結楽座おすすめの「里芋チップス」を素材として使ってみることにしました。

他にも、県内のあちこちを訪ね、次々に素材を集めていきた桑原隊長。えがわに戻って、集めた素材と水ようかんを合わせてみます。隊長一押しの「紅梅液」は、寒天で固めて合わせてみます。すると全員が高評価！酸味が水ようかんに意外と合うことを発見です！また「里芋チップス」も、水ようかんと違う食感で、合わせて食べると優しい甘さがとても相性が良く、美味しいことがわかりました。そして隊長が面白そうだと考える「うす揚げ」は…。皆が微妙な反応。というのも、油揚げの味が強く、水ようかんの味がほとんどしない結果だったのです。そして隊長が集めた素材以外も、えがわが用意したものも。“坂井市のこかぶ”を使った白玉は、さわやかな後味でとっても美味しい。意外な素材と味に驚き、感動する隊長なのでした。

そして、ついに福むすびオリジナル水ようかんが完成。名付けて「むすび羊かん」！いろいろ試した中から、選ばれたトッピングは、「紅梅液寒天」「イチゴ寒天」「里芋チップス」「カブの白玉」「青梅のシロップ漬け」。改めて完成品を食べてみる桑原隊長。水ようかんの新しい食べ方がとても新鮮です。今までシンプルに水ようかんを楽しんでいた人はもちろん。これまで食べてこなかった人にも、改めて水ようかんの魅力を知るきっかけになってほしいと思う隊長なのでした。