福むすびツアー あわら市細呂木地区編|福井テレビ

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福むすびツアー あわら市細呂木地区編

2023年07月08日(土)放送

福むすびツアー あわら市細呂木地区編

あわらシリーズの3回目は、あわら市細呂木地区での福むすびツアー。桑原隊長が体験を通して細呂木地区の魅力に触れる。

 

細呂木地区を案内してくれるガイドさんは、細呂木地区創成会の会長であわら市の観光ボランティアでもある酒井さん。酒井さんによると、古くから細呂木地区は越前と加賀の境に位置することから、交通の要所だったんだそうです。当時使われていた道が、今も残されているんですって。さらに、細呂木には、この他にも歴史的な場所がたくさんあるのだとか。早速教えてもらおうとツアー開始です!

最初のスポットは、細呂木から吉崎に抜ける一本の道。この道は、吉崎御坊へお参りに行く人たちのために造られた道なんです。かつて参拝者は、のこぎり坂と呼ばれるアップダウンの激しい道を苦労して吉崎に通っていました。しかし、地元の人たちはその様子を見て、もっと楽に参拝に行けるようにと、明治時代に山を手作業で切り開き、なだらかな道を作ったんだとか。吉崎道と呼ばれるこの道は、歴史の深さと人々の信仰心の深さを伝えてくれる歴史遺産なんです。工事に当たった人たちの苦労を頭に浮かべ、感動する隊長。するとここでスタッフから次のスポットでのミッションが!そのミッションとは「戦国時代を体験せよ」。いったいどういうことなのか?と戸惑いながら次のスポットへ。

 

 

細呂木地区にある指中神社と書かれた鳥居に向かっていくと、酒井さんと同じボランティアガイドの山下さんと遭遇。聞けば、ここでは山下さんがスポットについて詳しく教えてくれるのだとか。

 

山下さんに案内され神社の裏手に回ると、そこで「神宮寺城跡」の看板を発見!

 

 

神宮寺城とは戦国時代に朝倉氏が加賀の一向一揆が越前に攻め入るのを防ぐために作った山城。当時の名残が少しだけ残されているということで、山の中へ。すると、足軽たちが隠れていたと思われる堀切や、司令塔があった本丸などの跡を見ることができました。山下さんのわかりやすい解説で神宮寺城の勉強をした隊長。しかし、ここへ来る前に与えられたミッションは「戦国を体験」すること。体験せずに山を下りるのか?と思っていると、目の前に甲冑をつけた鉄砲隊が登場!突然の出現に隊長は唖然。鉄砲隊はいったい何者?慌てて山下さんに聞くと、実はこのスポットをめぐるツアーでは城跡の説明を聞いた後に火縄銃射撃体験ができるのだとか。鉄砲隊はそれを体験してもらおうと隠れて隊長を待ち伏せしていたのです。

 

一般の体験者は着せてもらえないという本格的な甲冑を無理やり着せられた桑原隊長。足軽気分で火縄銃での射撃を楽しみました。ちなみにこの火縄銃は、こそ火縄銃ですが、実際はエアガンなんです。

 

 

 

 

「戦国体験」のミッションを終え、細呂木にあるふれあいセンター「らくーざ」に向かった隊長。ここでは地元の人たちに大人気というカレーライスをいただきました。すると、再びスタッフから次のスポットでのミッションが!

 

 

 

 

その内容は「神秘的な体験をせよ」。またまた謎めいたワードに戸惑いながら、再び合流した酒井さんとともに、山の中へ。20分ほど山道を歩き、狭い洞窟をぬけると、そこにあったのは、まるで神殿のような石切り場の跡でした。実はここは明治から昭和20年ごろまで「宮谷石」という石が採掘されていた場所なんですって。

 

 

 

青白く輝く石の壁がとても神々しいため、まるで神殿のようにみえるのです。さらに、この空間には太陽光が降り注ぐ時間があり、その時には光の帯が見られるんです。その神秘的な様子は言葉にできないほど美しく、隊長の目には自然と涙が・・・

こうして細呂木地区のツアーを終えた桑原隊長。地区の魅力をたっぷりと楽しんだのでした。

「神宮寺ガイドと火縄銃射撃体験」「宮谷石切場見学」

 

 

【問い合わせ先】

細呂木地区創成会 電話 0776-97-5130

細呂木ふれあいセンター らくーざ

あわら市滝

(定休日:日月祝:カレー販売は11:30~13;30)

 

 

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