無農薬・無化学肥料のオーガニック「夏の新そば」　越前市で初の取り組み　6日から25日までそば店で提供【福井】｜ニュース｜福井テレビ

新そばというと秋を連想しますが、越前市では夏に味わう「新そば」が出来上がり、6日から市内のそば店で販売が始まります。これを前に、5日に試食会が開かれました。
　　　　　　　
越前市では初めて取り組む「夏の新そば」。市内のそば店で6日から販売キャンペーンが始まるのを前に、山田賢一市長をはじめJA越前たけふの関係者や生産者らが集まり、5日に試食会が開かれました。

田辺真南葉アナウンサー：
「新そばと聞くと11月頃に収穫される秋の『在来種』の新そばをイメージしますが、夏の新そばには『キタワセソバ』という早生の品種が用いられ、4月に種をまき6月から7月ごろにかけて収穫されるということです」
　　
時期をずらして1年間に2回、早生の品種と在来種のソバを栽培する機会をつくることで、他の地域より新そばのアピール期間を長くし、越前市のそばの魅力をさらに高める狙いがあります。また生産者にとっても、2回収穫することで収益が上がるメリットが生まれます。
　　
越前市の山田市長は「そばは夏の暑い時期にピッタリだし、越前市発祥のおろしそばをたくさんの人に食べてもらいに県外からも来てほしい」と期待を寄せています。
　　
また「夏の新そば」用の「キタワセソバ」は、無農薬・無化学肥料で栽培されていて、環境に配慮した「オーガニックそば」としても売り出すことにしています。
　　
この「夏の新そば」は、越前市内16のそば店で8月6日から25日まで味わうことができます。