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台風10号へ備え急ピッチ 収穫期のナシ・ブドウに落下対策 「やれることをやるしかない」あわら市の果樹園【福井】
日本列島に近づいている台風10号への備えが、福井県内でも進んでいます。ナシやブドウの出荷のピークを迎えているあわら市の果樹園では、強風や大雨から果実を守るための作業に追われています。
あわら市内でナシとブドウを栽培している果樹園の「ピアファーム」では、出荷のピークを迎えている「幸水」の収穫が9月上旬まで続きますが、台風10号に備え、収穫を早めていました。同時に、強風から果実の落下を防ぐための対策も講じています。
ピアファームでは、栽培棚にタイヤやブロックを吊って、強風が来てもなるべく揺れないような対策をとっています。約2.2ヘクタールあるナシ園では700本あまりを栽培していて、台風の接近までにナシ園全体に対策を施す必要があり、厳しい暑さが続く26日も、職員たちが急ピッチで園内の栽培棚にタイヤを吊るしていました。
ピアファームでは「どれだけ効果があるかは分からないが、とにかくやれることをやるしかないという思いでやっている。一番良いのは、台風が逸れて、対策が無駄になることがありがたいと思っている」と話しています。
ブドウを栽培しているハウスでは、ビニールのバタつきを抑える点検をするほか、ハウスの開口部を閉じるなどして台風に備えるということです。
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