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中部縦貫自動車道「大野油坂道路」 2026年の全線開通が遅れる見通し 事業費が増額の可能性も【福井】
2024.09.06 19:15
近畿地方整備局は6日、中部縦貫自動車道の大野油坂道路について、2026年春としていた全線開通の時期が遅れる見通しであることを発表しました。区間内の橋の工事で想定外の課題が生じ、工程の見直しを迫れられたのが理由としています。
大野油坂道路は、中部縦貫自動車道の九頭竜インターから岐阜県との県境となる油坂インターまでの15.5kmの区間で、2026年の全線開通に向けて工事が進められています。
近畿地方整備局によりますと、この区間のうち新子馬巣谷橋(しんしばすだにばし、仮称)の工事で、基礎部分の地盤が動いている可能性が生じていて、今後、地盤を調査し有識者らが安全対策を検討するため、工程が見直されることになりました。
2026年春としていた全線開通は遅れる見通しで、近畿地方整備局は、見直し後に改めて開通時期を発表するとしていますが、新たな対策が必要となれば総額1509億円の事業費も増額する恐れがあります。
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