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「人手不足」深刻な介護業界 福井県が独自の研修制度 受講生のミャンマー人13人が技能実習生として県内で実習へ【福井】
人手不足が深刻な介護現場で貴重な戦力になってもらおろうと、福井県はこれまで、ミャンマーに住む人たちにオンラインで研修を行ってきました。その受講生が技能実習生として24日に県庁を訪れ、杉本知事に「福井で介護福祉士になりたい」などと抱負を語りました。
杉本知事を表敬訪問したのは13人のミャンマー人技能実習生です。いずれも県が2024年2月からオンラインで実施した、介護のことや日本語、福井の文化などを学ぶ研修の受講生です。
県内の介護現場で働くミャンマー人は2023年の時点で26人で、より多くの人に来てもらおうというのが狙いです。
杉本知事は「福井に来て、ずっと福井にいたくなるように準備してきた。安心して学んでほしい」と話しました。
技能実習生たちは「私は静かなところが好きで福井を選んだ。介護福祉士になれるよう頑張りたい」「福井には知っている先輩がいて、住みやすいと聞いているので選んだ。ミャンマーでは好きな仕事ができないので、福井で介護福祉士を目指したい。ゆくゆくは日本に家族を呼んで暮らしたい」などと話していました。
13人の技能実習生は10月から県内6つの施設で実習を始めます。県は2025年以降も、ミャンマー人技能実習生に対して福井独自の研修を続けていく予定です。
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