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子供の数が“急増”の福井市森田地区 2026年開校の「九頭竜中学校」 大規模化に伴い自転車通学が8割に 市は通学路を検討へ 【福井】
福井市の森田地区では急激に人口が増加しています。森田小学校でも児童数が急増していることから、現在の森田中学校を小学校に改修し、2校化することになりました。
これに伴い、現在の森田中学校よりも大規模な「九頭竜中学校」を約2キロ離れた場所に整備し、現在、灯明寺中に進学している河合小学校の児童も九頭竜中に通うことになります。2026年4月に開校予定で、校舎の建設はすでに始まっています。
7日は、新しい校舎を使うことになる生徒らが校舎の工事現場を訪れ、建設作業を体験する催しが開かれました。
参加したのは、2026年春から九頭竜中学校に通う予定の森田中学校の1年生165人です。生徒たちは、建設現場で重機に乗ったり鉄筋を束ねたりといった作業を体験し、自分たちの学校が完成していく様子を身近に感じ、期待に胸を膨らませていました。
建設作業を体験した生徒:
「重機を動かすのがすごく難しかった。自分の手でちょっとでも手伝いができた感じがして嬉しい」
「操作すると、すぐ重機が動いてしまうので操作している人はすごいと思った」
「楽しみなのは教室です」
「友達と広い場所で遊べるのが楽しみ」
九頭竜中学校の校舎は三階建てで、延べ床面積は約7800平方メートル。森田中学校と河合地区の生徒が通い、開校時は各学年7クラス、672人の通学を想定しています。
校舎の特徴として、断熱性を高めて空調費を削減したり、人の動きで反応するセンサーを設置してこまめな節電を行うなど、かかるエネルギーを半分に抑える設計となっています。
1階部分には安全面を配慮した上で、地域の人がいつでも利用できるテラスの設置も予定されています。
新しい中学校ができることへの地域の期待感は大きいものの、住民には不安な点も残ります。通学路は車通りが多く、自転車が通る幅も狭くなっています。
新しくできる九頭竜中学校に通う生徒の約8割が、徒歩通学から自転車通学になるということで、通学に関しては生徒たちも不安を抱いていました。
九頭竜中学に通う予定の生徒:
「通学路は少し遠くなるので、朝早く(家を)出ないといけないのが残念。車が多いので、事故の心配はある」
「線路を越えるのが大変そう。ここに来るまで少し遠いと感じた」
「途中に大きい橋があるので渡るのが大変だなと思いながら来た」
福井市は、警察や市の道路課、福井土木事務所などと協議し、通学路のルートを検討しているということです。
九頭竜中学校の建設は3割程度の進捗率で、校舎は2025年10月末に完成し、2026年4月に開校する予定です。
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