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「この歴史をずっと残したい」児童が“人道の港”を語り継ぐ大切さ学ぶ ポーランド孤児も訪れた敦賀市松原小学校で地域の歴史学ぶ授業【福井】
敦賀市内の小学校で13日、地域の歴史を学ぶ授業が行われ、児童たちは敦賀港が「人道の港」と呼ばれる理由などについて学習しました。
地域の歴史を学ぶ授業が行われたのは敦賀市の松原小学校です。2023年に創立150年を迎えた松原小学校では、以前から児童に地域への愛着を持ってもらおうと、この授業を定期的に行っています。
13日は、敦賀港が「人道の港」と呼ばれるようになった理由の一つ「ポーランド孤児」の歴史が取り上げられました。
ポーランド孤児とは、今から約100年前にシベリアで親と離れ離れになったポーランド人の子供たちのことで、そのうちの763人が日本に助けられ、船で敦賀港へやってきました。
ポーランド孤児が松原小学校を訪れた記録も残されていて、授業ではその資料を紹介した、福井テレビ制作の番組も流されました。
番組では、ポーランド孤児57名が、日赤の人と一緒に松原小学校で休憩し、昼食をとった記録も紹介され、児童たちは「杉原千畝の出来事は知っていたけど、ポーランド孤児も来て、いつも通っている松原小学校が関係あるなんて初めて聞いた。すごいなと思った。これからずっとこの歴史を残したいと思う」と感激した様子でした。
初めて聞く学校の歴史に、児童たちは語り継いでいく大切さを学んでいました。
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