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「雪が降ってから、積もってからでは品切れも」除雪用具は早めに備えを 10日にかけて“警報級の大雪”の可能性【福井】
福井県内は強い寒気の影響で大気の状態が不安定となり、10日にかけて警報級の大雪となる可能性があります。坂井市内のホームセンターでは、除雪用のスコップを購入する人の姿もありました。
県内は嶺北を中心に朝から雪が降り、午後6時の積雪は大野市九頭竜で111センチ、大野で41センチ、南越前町今庄で15センチとなっています。
冬型の気圧配置は10日にかけて続く見込みで、大雪のほか落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です
坂井市内のホームセンターみつわ丸岡店では、大雪での需要に備えて12月から除雪用品を充実させていて、8日は従業員がスコップを目立つ場所へと移動させていました。「通常はここに除雪商品は置いていないが、あしたから雪が続くということで、なるべく客の目につきやすいところにも出した」と話します。
この地域では、12月から本格的な積雪がないため除雪商品の売れ行きはまだ伸びていませんが、例年、大雪になると一気に品薄になるといいます。商品が店頭から一度なくなると次の仕入れまでに時間がかかるため、必要な時に除雪用具が手に入らないことも考えられます。
「新潟から商品を仕入れていて、雪が降ると商品の入荷が1週間から10日ほど遅れることになる。雪が降ってから、積もってからでは、品切れ、品薄が予想される。ぜひ雪が降る前に早めに準備してもらいたい」と店では話しています。
この店でスコップを買い換えたという男性は「今晩雪が降るというので、家の前に除雪車は来るが、車を出すのに1つあった方がいいかなと思って買った。雪が降るのは仕方がないが、あまり降りすぎると困る」と心配そうに話してくれました。
店の近くを走る国道8号では、7年前の大雪の際に最大で約1500台の車両が立往生しました。同じ被害を繰り返さないためにも、雪へ備える意識を持つことが求められます。
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