お茶とハーブの店｜福井テレビ

敦賀市には、心も体も癒される場所があります。「お茶とハーブの店 茶蔵」。お店の棚にはたくさんのお茶やハーブティー、紅茶などが並んでいます。このお店のオーナーは大内裕子さん。元々はハーブティーにあまり興味がなかったという大内さんですが、ある時に飲んだハーブティーのおいしさに衝撃を受けました。

それからハーブについて研究を重ねた大内さんは、自分のブレンドしたハーブティーをたくさんの人に楽しんでもらいたいとこの店をオープンしました。店では、大内さんが厳選した約40種類のハーブを使ったオリジナルブレンドを買って帰ることもできれば、カフェとして店内で味わうこともできます。

さらには、メディカルハーブコーディネーターである大内さんとの会話を通じて、その人の好みや体調に合わせたハーブティーを味わうことができるのも特徴です。このサービスには、「ハーブティーの好みは人それぞれ。その人に合ったハーブティーを楽しんでもらいたい」という大内さんの思いが込められています。

ハーブティーを通じて人々の心と体を癒す大内さんですが、一昨年から新しい取り組みにもチャレンジしています。それが玄米茶の販売です。敦賀市にあるラムサール条約登録湿地の中池見湿地で毎年米作りをしている大内さんは、収穫した米を使った玄米茶を作ったのです。玄米茶の売り上げの一部は中池見湿地の保全活動に使っています。

大内さんが家族でもよく訪れたという思い出の場所である中池見湿地を残していくために、との想いを、この玄米茶に込めたのです。そして、このお茶がいずれは敦賀市のお土産となることを期待しています。