エクボ通信｜福井テレビ

高浜町中津海に去年誕生した「エシカル商店to（トゥ）」。昔の日本家屋の雰囲気が残り、趣が感じられるこの店は、空き家だった古民家を活用して造られました。

店名にある「エシカル」とは、直訳すると「倫理的な」という意味ですが、近年では「人や環境、社会に配慮した消費スタイルや商品」という意味で使われています。

そんなエシカルな選択ができる場所として、店では昔懐かしい量り売りで、オーガニックやフェアトレードの食材、そして日用品を購入することができます。

様々な商品が個別包装されて売られ、世界中でごみの問題が発生している今、暮らしの中でなるべくごみを出さない生活をしてほしいという願いを込めて、「必要なものを必要なだけ買う」スタイルの店にしたと店主の土井千春さんは言います。

土井さんは、元は美容師として働いていましたが、仕事で使う薬剤が排水として海に流れていくことに心を痛めていました。
そんな時に「エシカル」という言葉と出会い、より多くの人にエシカルの意味を広め、一人ひとりが人や環境にやさしい選択をしてほしいという思いを込めて、この店をオープンしました。

土井さんは「生活の中で人や環境にやさしい選択をすることはできる。この店がそれに気づくきっかけになってほしい。」と思いを語ります。