ちぎって貼って、重ねてアート|福井テレビ

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エ・ク・ボ通信

ちぎって貼って、重ねてアート
2020年01月12日(日)放送

坂井市三国町覚善に黄色い外壁の家があります。その黄色い家に寄り添うように建つ小屋が今回の舞台、「takakoya」です。

 

アンティークな小物や家具がいっぱい詰まったtakakoyaのオーナーは、高屋孝子さん。ピアノ教室の講師をしています。

 

 

 

高屋さんは、ピアノ教室の空き時間を使って、あるアート作品を作っています。それが、「マスキングテープアート」。

 

マスキングテープは、もともと、塗料のはみ出しを防ぐための養生テープですが、最近は、カラフルでかわいい柄のものが多く市販され、人気の文房具となっています。

 

 

 

高屋さんの手元には、マスキングテープアートをはじめてから集めたテープがたくさんあり、その数は、なんと約1,000本。大量のテープの中から作品の図柄にある色や柄のテープを選び、ちぎって貼って、時には重ねて、作品に仕上げていきます。

 

テープ選びの時が大変だけど、一番楽しいし、ピッタリのテープが見つかるととてもうれしいと話す高屋さん。

 

マスキングテープは、和紙で出来ているものは、ちぎると断面に毛羽が立ちます。この毛羽を巧みに生かして貼ることで、やわらかな風合いの作品に仕上がります。また、テープを重ねて貼ることで、作品が立体的になり、色の濃淡を出していきます。

下書きをせず、フリーハンドで作品を手掛けていく高屋さんですが、マスキングテープアートを始めたきっかけは、7年前に画家・山下清さんの展示会を観覧したことだそうです。

 

展示会で山下清の初期の作品を見て、自分でも描いてみたくなり、絵の具の代わりに、たまたま手元にあったマスキングテープでちぎり絵風に作りはじめ、以来マスキングテープアートの楽しさにどっぷりはまってしまったのだといいます。

 

 

 

 

 

最近では、高屋さんの作品を見た人たちの「自分でも作ってみたい」という声に応え、ワークショップも始めています。高屋さんは、これからも「みんなにほっこりしてもらえる作品を作っていきたい。」と話しています。

 

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