番組情報
- つなげる屋台
- 2021年06月06日(日)放送
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南越前町今庄の診療所医師と、ゲストハウスのオーナーが協力して始めたのは、人と人を結ぶ交流の拠点。
その名も「つなげる屋台」です。
意外な組み合わせの2人が目指すのは、住民の夢と健康を応援すること。
今回は、屋台を始めた彼らの想いを紹介します。
南越前町今庄で、人と人を結ぶ交流の拠点を作ろうと、活動を始めた人たちがいます。
「地域まるっと体験宿 玉村屋」の中谷翔さんと、「今庄診療所」の医師、新野保路さんです。
交流の拠点として制作したのは、小さな屋台「つなげる屋台」です。
活動内容は、今庄地区で屋台を引き、お茶を振る舞いながら集まった人たちと話をすること。
2人は、話すことでコミュニティづくりと予防医療につなげようとしています。
活動者の1人、中谷さんは「人とのつながりを拡げ、地方を活性化させたい」と5年前に南越前町へ移住してきました。
これまで、コミュニティを拡げようと様々な活動に取り組んできた中谷さんですが、まだまだ交流できていない人が多い事に悩んでいました。
そんな時、「屋台をやろう」と声を掛けたのは、今庄診療所の新野さんでした。
以前から、予防医療に取り組みたいと考えていた新野さん。
しかし、診療所を訪れるのはハードルが高いと感じていました。
そんな時、県外の事例で、医療スタッフが屋台を引く「健康カフェ」を見つけ、今庄地区でもやりたいと考えました。
互いにコミュニティづくりが課題だった2人。
いろんな人がフラットにつながれるという屋台の魅力に惹かれ、つなげる屋台を実行することにしました。
屋台の名前に「つなげる」と能動的な言葉を使ったのは、活動を通して自分達から積極的につなげていく気持ちを出したかったから。
1人1人が積極的につながっていけば“元気な町になっていく”という願いが込められています。
ゆくゆくは、つなげる屋台を通じて住民同士がつながり、それぞれの得意分野を活かした活動が広まり、そして町全体が盛り上がってくれたらいいと2人は話します。