番組情報
- ひるが響
- 2021年01月17日(日)放送
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寒ブリ「ひるが響」とは、美浜町日向で水揚げされた寒ブリの中でも、特に良い物と認められたものだけに与えられるブランドです。
プランクトンが豊富といわれる若狭湾の日向沖は豊かな漁場になっていて、日向では冬の定置網を「鰤網(ぶりあみ)」と呼ぶほど、ブリが揚がる場所です。
日向漁港で水揚げされる、ブリの価値を守るため、美浜漁業協同組合では平成29年から日向のブリのブランド化に取り組み、基準を設けました。
1.11月下旬から1月に美浜町日向で水揚げされたブリであること。
2.「美浜三段締め」と呼ばれる、活け越し処理、血抜き処理、神経絞め処理をしていること。
3.重さが8kg以上で、魚体が優れていること。
これらを満たして初めてブランドブリ「ひるが響」と認められます。
厳しい基準を満たし、選ばれた「ひるが響」は、脂の乗りが良く、身の色が白くきれいです。しっかり血抜きされているため、酸化しにくく、臭みが少ないのも特徴で、4日程寝かせて熟成させると、旨味が増すといいます。
きれいな身の色を活かした御造りやブリしゃぶは、ブリ本来の味を楽しむことができ、脂の乗りがよいため、塩焼きや藁焼きをしても身が硬くならず、ふっくらと仕上がります。
日向で水揚げされるブリは、年間で約5000本。その中から活かしたまま活け越し処理されるブリが100~200本程で、さらに尾まで太く形の良い「ひるが響」と認められるのは、60本程とたいへん貴重なブリとなっています。
ひるが響の主な出荷先は東京や福井市内で、地元の美浜町では食べられる機会が少ないといいます。美浜漁業組合の谷口さんは、「美浜町内で食べられるようになってほしい。」と考えています。ひるが響を美浜町の活性化につなげるため、谷口さん達の取り組みは続きます。
美浜漁業協同組合
住所 | 福井県三方郡美浜町日向2-55
連絡先 | 0770-32-1127
お食事処 味一休
住所 | 美浜町久々子80-3
連絡先 | 0770-32-0152
営業時間 | 昼営業 11:00 ~ 14:00
夜営業 17:00 ~ 19:00(要予約)