番組情報
- まつ田せいこ丼
- 2021年12月26日(日)放送
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冬の日本海、この時期、たった2カ月しか食べられない人気のどんぶり。それが、セイコガニが丸ごと味わえる「まつ田せいこ丼」。
資源保護のため漁期が短いセイコガニの魅力を詰め込んだこの丼を開発したのは越前海岸沿いにある「魚屋の喰い処 まつ田」の店主、枩田(まつた)卓也さん。
12年前に提供をはじめた「まつ田せいこ丼」そのきっかけは枩田さんの祖母に対するやさしさがきっかけでした。だんだん力が入らなくなった祖母に枩田さんがセイコガニをきれいにむいてあげたところ大喜びされたそうです。
「食べにくいセイコガニをきれいにむいて丼にして提供したらお客さんも喜ぶのではないか?」という想いから「まつ田せいこ丼」が誕生しました。
セイコガニは、1杯ずつ丁寧に手作業でむいていきます。入り組んだかカブの部分は、「とても手間がかかり大変だ」と枩田さんは言います。
1番のこだわりは、カニのむき殻を使って引いただしで炊くごはん。その上にカニ身、内子、外子、カニみそをのせた丼は、すぐに、毎年リピーターが来るほどの人気メニューになりました。この丼の魅力に感動してくれるお客さんのためにも「丁寧に続けていきたい」と話します。
「この丼によっていろんな人と出会えた」と話す枩田さんは、「今後、コロナ禍が収まったら日本全国、海外の人にも足を運んでもらって『まつ田せいこ丼』が観光の皮切りになったら」と思いに胸を膨らませています。
■魚屋の喰い処 まつ田
住所 | 福井市蒲生町16-7-1
連絡先 | 0776-89-2740
「まつ田せいこ丼」は、2022年1月月4日まで販売(要予約)