クラゲバー|福井テレビ

番組情報

エ・ク・ボ通信

クラゲバー
2020年01月19日(日)放送

越前海岸にある福井市国見地区。こちらには国内でも珍しいクラゲ専門店の「アトゥーラ」があります。アトゥーラでは、主に、観賞用のクラゲを販売しています。
「アトゥーラ」を営むのは、田中 俊之(たなか としゆき)さん。田中さんとクラゲの間には、一体どのような接点があったのでしょうか?

 

幼い頃から生き物が大好きだった田中さんは、生き物好きが高じて水族館の飼育員となりました。その際、最初に担当した生き物が、クラゲでした。世話をするうちに田中さんは、どんどんクラゲの魅力に引き込まれていきました。

 

 

 

クラゲというと、海水浴の際の厄介者というイメージがありますが、生態のメカニズムも解明されていないことが多々あり、田中さんに言わせると、とても面白い水中生物。ふわふわしていて動きがかわいいところは見ていて飽きがこず、田中さんにとっての魅力でした。もっと多くの人に知ってもらえればクラゲの人気が高まるのでは?と田中さんは考えました。

「もっと多くの人と、クラゲの魅力を共有したい」

その想いから田中さんは、大きな決断をします。クラゲを活用した「クラゲバー」のオープンです。

ふわふわとした動きからクラゲには癒し効果があると考えた田中さん。人が落ち着く場所に、生き物が携わることで癒しの空間が生まれ、さらには、多くの人にクラゲを知ってもらうきっかけにもなる。田中さんはそう考えました。

 

田中さんの活動はこれだけではありません。地域の子どもたちにもクラゲだけではなく、生き物の魅力を伝えています。例えば、地区の子どもたちと一緒に磯の観察会を開いたり、生き物の保全活動を行っています。活動を通して、それぞれが発見したり、多くのことを学んでもらいたいと考えています。

 

 

生き物を通じて、命の大切さを伝えたい。田中さんの活動は、まだまだ続きます。

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