番組情報
- 夫婦で酪農に挑戦
- 2024年12月01日(日)放送
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まだ薄暗い午前6時。大野市下麻生嶋に牛たちの鳴き声が響きます。13頭の乳用牛が飼育されている「きむら牧場」で、毎朝行われている搾乳作業が始まったのです。この牧場を営むのは木村海音さんと彩歌さんの20代の夫婦。去年大野市に移住し、今年4月に自分たちの牧場を作り、酪農家に挑戦しています。
福井市出身の夫・海音さんは、米の兼業農家だった父の姿を見て育ち、幼いころから一次産業に従事することに憧れがあったといいます。中でも、生まれが丑年のおうし座ということから牛に親近感を抱いたことが酪農家を志す大きな要素になったのだとか。
海音さんは、酪農家になるために北海道の大学へ進学。進学先で同じく酪農家を志す彩歌さんと出会いました。大学を卒業後、彩歌さんの実家の牧場で酪農家としてのキャリアをスタート。その後、2021年に結婚した2人は、いつか自分たちの牧場を経営することを夢見るように。
そんな時に大野市の酪農家が、後継者がないまま引退するという話を耳にした2人は、大野市に移住。牛舎や機材などを受け継ぎ、この牧場を開設しました。「福井県は北海道と比べ酪農家が圧倒的に少ないことから、獣医や機材の業者などのサポート体制が整っておらず、苦労することも多い」と話す木村さんたちですが、2人で支え合いながら充実した毎日を送っているといいます。
そんな木村さんたちのこれからの目標は「きむら牧場のソフトクリーム」を作ること。大野産の乳製品を通じて、県内外から牧場に人が集まることを目指しています。
過去の放送
- 2024年12月01日放送
- 夫婦で酪農に挑戦
- 2024年11月24日放送
- うちのぶどう
- 2024年11月17日放送
- エシカルな選択を
- 2024年11月10日放送
- 花と食の融合
- 2024年11月03日放送
- ene COFFEESTAND