番組情報
- 完熟梅のジャム
- 2021年07月11日(日)放送
-
-
おおい町にある「おおい夢工房」は、30年ほど前、専業農家と兼業農家の主婦が集まり、農閑期の冬に味噌作りをしようと創立されました。
現在は、おおい町の特産品を使った商品の開発、製造を行っていて、手作り味噌の他、梅エキス、きのこの炊き込みご飯の元、焼き菓子など、多岐にわたります。
様々な商品アイデアが生まれる理由。
それは、代表の徳庄よし子さんのモットーにあるといいます。
おいしい物を作るには、一緒に作る人たちが“アイデアを出し合う事”が大事だと考えている徳庄さん。
そのためには遠慮せずに意見を言い合える“仲間との関係づくり”が重要で、「ものづくりは、仲間づくり」だと考えています。
「ものすごく熟した梅のジャム」が生まれたのも、仲間の一人が発した言葉がきっかけでした。
「完熟して甘くなった梅の方がもっとおいしそう」と、通常は、梅ジャムに使われる梅が“どうして青梅なのか”と疑問に感じたのです。
こだわりは、完熟梅の甘さを活かすこと。
木成り(木に成ったまま完熟させた)梅を使い、加える砂糖も最小限にしました。
また、おいしくするためには手間は惜しまず、一粒一粒、皮を取る事で、食感を滑らかにしました。
そうして完成したジャムは、きれいな琥珀色で、自然の甘さでおいしいと話題になっています。
長年続けてきたものづくり。
新しいメンバーが加わる度、ものづくりの幅も広がってきました。
おおい町の皆が力を合わせ、産業の活性化が今後も続いていけばいいと徳庄さんは話します。