番組情報
- 年縞(ねんこう)ケーキ
- 2021年11月14日(日)放送
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三方五湖の1つである水月湖からは長い歳月をかけて積み重なったしま模様の積載物「年縞(ねんこう)」が掘り出されました。7万年前から連続している年縞は、世界でも他にはないとされ、「世界標準のものさし」として注目されています。
その年縞をイメージして作られたお菓子が「年縞ケーキ」です。作っているのは地元で明治から創業する「岡本善七製菓」。4代目の岡本武士さんが開発しました。
年縞は暗い色と明るい色が層になって縞模様を作り出しています。それをケーキの焼き目と生地の色で表現しました。土産品として利用してほしいという思いから「保存料を使わずに常温で日持ちさせる事や見た目だけではなく、ふんわりと、しっとりとした食感にこだわった」と語ります。
年縞ケーキは、福井梅・クランベリー・オレンジの3種類。縞模様の間にフルーツが入り、しっとりとした味わいと好評。また上にのっているアーモンドやナッツが食感を楽しませてくれます。
岡本さんがこの年縞ケーキを開発したのは10年前。その当時は「年縞」について何も知らなかったといいます。役場の職員に聞いたり調べたりするうちに「水月湖の年縞が7万年分もずっと残っているということは自然豊かでずっと素晴らしい所だったんだと感じた」と語ります。10年経った今でも進物や土産品として使われているのでこれからも、もっともっと多くの人に食べて頂いて、世界で一番すごい年縞がこの若狭町にあるという事を知ってもらえたらと話しています。