番組情報
- 月替わり御朱印
- 2021年11月28日(日)放送
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福井市の中心市街地にある福井神社。幕末の福井藩主・松平慶永(春嶽)公をご祭神とした神社で、コンクリート造りのモダンな雰囲気をもつ珍しい神社です。
福井神社の御朱印が参拝客の間で人気を集めています。御朱印には、「誕生月の花」「風物詩」「福井県の特産物」の3種類があり、いずれも毎月図柄が替わります。例えば11月の誕生月の花は「椿」、風物詩は「小春日和」、福井県の特産物は「越前がに」となっています。
この御朱印を書いてくれるのは、神社職員の野坂さん。3年前の春、桜が見ごろの時期になんとなく桜を書き加えたところ、参拝客が喜んでくれたことがきっかけでした。以来、季節の花や風物詩的な情景が少しずつ増えて今のように月替わりで図柄を変更するようになりました。
御朱印は、手作りの消しゴムスタンプやステンシルなどを使い、全て手作業で記帳します。
福井駅に近く県外からの参拝客も多かったため、恐竜や水仙などの県の名物や特産物の絵も描くようになりました。「福井県のPRや思い出を形に残す一助になってほしい」という、野坂さんのあたたかなおもてなしの心を感じます。
毎月新しいデザインを3種類も考えることは大変なときもあると語る野坂さん。「それでも参拝客のみなさんに少しでも喜んでもらい、神社に通ってくれるように続けたい」と笑顔で話しています。