番組情報
- 本とカフェ
- 2021年04月18日(日)放送
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ちょっと変わった本屋「小豆書房」が2020年4月、池田町にオープンしました。
その店は、カフェが併設している本屋で、のんびり、ゆったり過ごしてもらうことをコンセプトにしています。
今回は、そんな本屋のオーナーと、そこに込める想いを紹介します。
池田町の中心部を静かに流れる足羽川。のどかな雰囲気の川沿いに、少し変わったお店があります。
こぢんまりとした店内はシンプルなデザインで、カウンターや椅子席、ソファー席があります。
一見、カフェのように見える店ですが、実は本屋。
その名も「小豆書房」です。
店を経営するのは、柴田智加さん。
3年程前から「こってコテいけだ」で古本を販売していましたが、土日のみの開催や冬季は開催されないため、「落ち着かなかった」と言います。
そこで2年程前から計画をスタートし、2020年4月にこの本屋とカフェを組み合わせた店をオープンさせました。
なぜ普通の本屋ではなく、カフェと組み合わせた本屋を始めたのでしょうか。
そこには柴田さんの憧れがありました。
学生時代から本を読むことが好きだった柴田さん。
これまでに様々な本屋を巡ってきました。
個人店舗も数多く訪れ、コーヒーが飲める本屋や、お酒が飲める本屋、イベント会場がある本屋、泊まれる本屋など、本と何かを組み合わせた本屋が「おもしろい」と思ったそう。
「近くにそういう本屋があればいいな」と柴田さんが始めたのは、「本とカフェ」の「のんびり、ゆったり」できる本屋。
揃える本も、ジャンルは様々ですが、じっくり読みたくなるような本を置いています。
小豆書房では、コロナ禍でオープンしたことで、珍しいサービスが生まれました。
それは、他人との接触機会を減らして、のんびり過ごしてもらおうと始めたサービス。
毎週水曜日の貸し切り利用です。
ひとりで静かに本を読んだり、パソコンを持ち込んで仕事をしたり、また友達同士、子供連れでワイワイ楽しく、騒がしくても気にせず過ごしたりできるため、利用者に好評なんだそう。
このサービスは店のコンセプト「のんびり、ゆったり」にも通じるため、柴田さんは「続けていこう」と考えています。
柴田さんは、「池田町ののんびりとした環境の中で、日々の刺激から離れ、ゆっくりしてほしい。
普通の本屋とは違った環境の中で、新しい出会いをしてもらえたら。」と話します。
■小豆書房
住所 | 池田町稲荷
連絡先 | 080-2395-1080
営業時間 | 11:00 - 19:00
定休日 | 水・木・金曜日
※水曜日は予約制貸切