番組情報
- 東浦みかん
- 2021年12月05日(日)放送
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敦賀市東浦地区では地域の特産を作ろうと江戸時代からミカンの栽培が始まり、明治時代には敦賀港からロシアへ輸出した歴史もあります。10月下旬から旬の時期を迎えています。
東浦地区で代々続く下野長兵衛みかん園。園主を務めるのはミカン栽培に携わり33年の下野寿栄子さん(88)です。下野さんの日課は「おいしいミカンになってやぁ」や「ミカンさん元気そうやなぁ」などミカンに話しかけること。東浦みかんが大好きでミカンのそばにいるのが何よりの楽しみだといいます。
水はけのいい土壌と敦賀湾の潮風もあって、甘酸っぱいのが特徴の東浦みかん。今年は、長年ミカン栽培をしてきた下野さんも驚くほどの豊作で味も最高だということです。
皮をむいた瞬間、東浦みかんのさわやかないい香りが漂います。味は酸味がバランスよく入っているので後味もすっきりしています。
下野さんのミカン園は観光農園としてミカン狩りを楽しむことができます。この日は地元の小学生たちがミカン狩り体験をしました。下野さんは毎年ミカン狩りに来るお客さんからの「元気やったか~?」の声かけがうれしいと話します。
東浦みかんとは子どものような存在と答える下野さん。皆さんに喜んでもらえるミカンを作りたい、幾つになっても頑張りたいと話してくれました。