番組情報
- 水の聖地
- 2021年11月21日(日)放送
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「御清水」を代表とした、多くの湧き水が点在する大野市は、水の豊かなまちとして知られています。
その水の魅力を発信しようと取り組んでいるのが、モモンガコーヒーの店主・牧野俊博さんです。大野で生まれ育った牧野さんにとって、豊かな水は当たり前の存在で、そのことを昔から自慢に思っていたといいます。そこで考えたのが、この水を使ったコーヒーを提供することでした。
コーヒーの豆は、収穫されたあと長い時間をかけて日本へやってきます。そのため、劣化は避けられません。しかし、牧野さんは大野の水でコーヒーをいれることで、味をおいしくすることができるといいます。
こうした水の魅力を広めようと、牧野さんは、あるグループを結成しています。
伊藤修二さん、山岸謙さんの3人が所属するCROPです。3人は大野市が行っている「キャリングウォータープロジェクト」を通じて知り合いました。現在、水事情の悪い東ティモールへの水支援を行っています。
さらにフェアトレードで仕入れたコーヒー豆をドリップバッグにして販売し、その売り上げの一部を、東ティモールの給水施設支援のために寄付しています。こうした活動は、水に恵まれた大野市民として、水に困っている国をなんとか助けてあげたいという気持ちから生まれた活動です。
CROPでは、全国的にイベントを開催し大野の水の魅力を発信しています。これにより、大野市民はもちろん、県外に暮らす大野出身者に対して、故郷の良さを見直してもらい、まちに戻る人が増えることを期待しています。
■モモンガコーヒー
住所 | 大野市元町8-17
連絡先 | info.momonga@gmail.com