海ごみから生まれるアップサイクル|福井テレビ

番組情報

エ・ク・ボ通信

海ごみから生まれるアップサイクル
2023年11月05日(日)放送

若狭湾を中心に海の環境改善に取り組む団体「アノミアーナ」。海岸に打ち寄せる「海ゴミ」を資源にかえる方法を模索しています。

 

 

 

 

 

代表の西野ひかるさんは、海の現状について、次のように話しています。「日本海は、太平洋側に比べ海ゴミの漂着が多く、特にこれから冬の季節が多い。海ゴミの中でも、プラスチックが多く問題となっています」

 

 

 

 

プラスチックには、丈夫・軽い・カラフルなどの特徴がありますが、一旦、投棄され海ゴミになると、軽いので流されやすく、カラフルなので目立つなどのデメリットになってしまします。また、劣化し細かく砕かれると「マイクロプラスチック」となり、魚介が、エサと間違え誤食するなど生態系にも悪影響をおよぼしてしまいます。

 

 

 

西野さんたちは、プラスチックの海への流入対策と取り除く「回収・処理対策」の両面が必要と訴えていますが、回収した後、埋め立てるのにも限界があると感じています。そこで、回収したプラスチックを資源化して再利用できないかと活動し始めました。

 

 

 

 

そして生み出された製品の一つが「オーシャングラス」です。海ゴミから生まれたサングラス「オーシャングラス」は軽いのが特徴で、また、つなぎ目などに金属も使っていません。使い終わったら、再びアップサイクルすることも可能なSDGsな製品です。

 

 

 

西野さんたちは、海ゴミからのアップサイクル品の開発の他にも、「海ゴミ観光」も考えています。学校や企業に団体で旅行に来てもらい、海ゴミを拾ったりしながら海について学んでもらうという、海ゴミで地域に恩恵を還元するというものです。

 

 

 

 

西野さんは、「これまで私たちは、自然からたくさんの恵みを頂いてきた。だからこそ活動を続けることで、海や自然に恩返しをしていきたい」と話しています。

 

 

 

 

 

 

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