番組情報
- 海辺のいちご畑
- 2020年04月12日(日)放送
真っ赤に染まった美味しそうないちごがあるのが、高浜町和田にある観光農園「海辺のいちご畑」。誰でも気軽にいちご狩りが体験できる施設です。
このいちごで町を活性化させようと奮闘しているいちご農家が、酒井輝さん。
酒井さんは元々、大阪府八尾市の出身で、大学では農学部に所属し、農業でスイスに留学経験もあります。3年前に高浜町に移住し、この「海辺のいちご畑」を開園しました。
酒井さんが高浜でいちご農家になったのは、高浜町が第三セクターで農家を募集していたから。奥様の実家が高浜にあることも、いちご農家として活動することに後押ししてもらったといいます。
酒井さんが運営する「いちご畑」では、3種類のいちごを高設栽培という、背の高さに合わせている栽培方法で生産しています。
高設栽培は収穫のしやすさや、いちごも病気にかかりにくいメリットがあります。またいちご狩りで訪れる人には、座ることなく食べていただけ、ベビーカーや車いすでも楽しめると喜ばれています。
しかし、「海辺のいちご畑」は最初から順風満帆ではありませんでした。当初は、初めて挑むいちご作りに失敗の連続。いちごを生産することの難しさを知りました。それでもいちごの観光農園を続けているのは、消費者の顔が見える位置で農業をしていきたい、直接お客さんと触れ合って作っていきたいとの思いからだと言います。
人に会い、食べてもらうことで直接評価をもらう。それを繰り返していくことで、自分の作るいちごが街の活性化に繋がることを願っています。
酒井さんは、町内の人に自慢にできるいちご農園と言ってもらえるように。そして高浜のイメージが「おいしいいちごがあるところ」となるくらい良い物を作っていきたいと意気込んでいます。