消しゴムはんこ|福井テレビ

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エ・ク・ボ通信

消しゴムはんこ
2020年12月27日(日)放送

高浜町に、「消しゴムはんこ」の魅力を伝えようと活動している人がいます。

「海辺のはんこ屋 凪沙堂(なぎさどう)」の上尾真理(うわおまり)さんです。

 

 

 

 

手芸や編み物が大好きだった上尾さんは、2年前、何か手仕事の資格がとれないかと探していました。その時、出会ったのが、消しゴムはんこの第一人者・津久井智子(つくい ともこ)さんの作品です。

津久井さんの作品に魅せられた上尾さんは、早速、通信講座で消しゴムはんこを習い、学べば学ぶほど、その魅力にはまっていきました。

 

 

消しゴムはんこは、消しゴムの板に下絵を描くことからスタートします。

イラストが苦手な人にとっては、一見難しそうな作業ですが、「下絵は転写でできるので、思っているより簡単!」と上尾さんはいいます。

 

 

 

転写には、いくつかの方法があります。

トレーシングペーパーとシャープペンシルを使った転写、

除光液を使った転写、

最近では、家庭用プリンターとフォトペーパーを使った転写方法もあります。

いずれのやり方でも、確実で正確に転写することが可能です。

転写した後は、線に沿ってカッターナイフや彫刻刀で彫ったり、削ったりしていきます。削り終わったら、色を付けて紙などに押します。

 

色の付け方にも個性が現れます。

同じ人が同じように押しても「グラデーションや色むらなどで毎回表情が変わる所が面白さの一つ」だと上尾さんは言います。

 

 

 

 

 

去年6月、高浜町宮崎にある高浜まちづくりネットワークで上尾さんの作品展が開かれました。

多くの人が来場し、同時開催したワークショップでは、「参加者の反応が予想以上に楽しそうで、うれしかった」といいます。

 

現在、上尾さんは、不定期ながら、高浜まちづくりネットワークや公民館、自宅などで消しゴムはんこの教室を開いています。

教室の生徒は、地元の方が中心ですが、中には小浜や舞鶴から来る人がいるほど、

人気を集めています。

 

これからも「地元に密着した消しゴムはんこ教室」を開きたいと考えている上尾さん。「もっと消しゴムはんこを楽しんでもらいたい。そのためにも自分のスキルも上げていきたい」と意気込んでいます。

 

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